実印作成に必要な費用の決まり方について

実印を作成する際に気になるのが制作費用です。実印は長く使い続けるものですので、よいものを持ちたいと考える方も少なくありません。しかし、実印と一口にいっても様々な種類があり、価格帯にも幅があります。予算に合った実印を購入するためには、費用が変動する要因をあらかじめ理解しておくことが大切です。こちらでは、実印の制作費用が変動する具体的な項目についてご紹介いたします。

 

●印材の違い

実印の制作費用は使用する印材によって変動します。主に使われる印材は、木材・象牙・水牛の角・金属類・樹脂・貴石などです。木材は比較的手に取りやすい価格のものが多く、その自然な温かみが特徴です。象牙は高級な印材として知られています。象牙の印鑑の中でも象牙の中心部分を使ったものは「芯持」と呼ばれており、高値で取引されています。

 

高価なものでも耐久性に優れていれば結果的に長く使い続けることができますので、安易に低価格の印鑑を購入するよりもお得かもしれません。どの印材の印鑑を購入するか迷ったときは、各印材の特徴と価格のバランスを見ることが大切です。

 

●作成方法の違い

印鑑の作成方法には「手彫り」「手仕上げ」「機械彫り」があります。

手彫りの印鑑は職人の手作業で作成されるため、そこには高い技術が求められ、また、職人の経験とスキルが直接品質に表れます。1つ1つが職人の手作業で製作されるため、手間もかかり価格も高くなる傾向がありますが、手彫りの実印は世界に1つだけという特別感があり、偽造されにくいというメリットもあります。

 

手仕上げの印鑑は、印面の彫刻の基本部分、いわゆる粗彫りを機械で行い、最終的な仕上げを職人の手作業で行う技法です。一定の品質を維持しながら、職人の手による美しい仕上がりとセキュリティに重要な印影のオリジナリティを実現します。手彫りと比較すると作成時間が短縮できますので、急いで実印を作成したいという方におすすめです。

機械彫りはスピーディーかつ安価に入手できます。しかし、同じ名前は同じ印影になりますので偽造されやすく、重要な取引のときに利用する実印として使用するのはおすすめできません。また、職人が彫刻していないケースが多く、誤字になってしまうことがあります。

 

●実印の大きさ

実印の制作費用はサイズによって異なります。サイズが大きいほど、価格も高くなります。印材や作成方法ほど価格の変動はありません。しかし、サイズによっても多少価格が変わることはあらかじめ把握しておきましょう。

 

●実印の制作時間

制作時間が長ければ、それだけ手間がかかっていると考えられます。そのため、制作期間が長いほど価格は高くなる傾向です。例えば、時間をかけて作られている手彫りのものは、価格が高くなります。その分、丁寧に仕上げられていますので、満足のいく実印を入手できるでしょう。

 

●購入方法

購入場所や方法でも、実印の価格は変動します。例えば、大手通販サイトでは大量生産を行っていますので、比較的安価で入手可能です。印鑑彫刻の専門店では、職人が1つ1つ丁寧に手作りしていますので、大手通販サイトよりも値段は高くなる傾向があります。

 

 

●即日出荷ができるか

通販サイトを利用する場合、即日出荷が可能であるかどうかも価格に影響します。急ぎで作成する場合、追加で送料が発生する可能性があるためです。即日出荷に対応しているか、追加料金が発生するかどうかは通販サイトによって異なりますので、購入前に確認してください。

 

また、即日出荷可能なショップは限られていますので、選択肢の幅が狭まる可能性があります。満足できる実印を作成するためにも、必要になってから依頼するのではなく、時間的に余裕を持って作成を依頼することが大切です。

実印の制作費用は、印材や作成方法、サイズ、制作時間、購入方法、配送ルールなどによって異なるのが一般的です。特に、印材や作成方法は価格の違いが顕著になります。

 

実印の主な印材は、木材・象牙・水牛の角・金属類・樹脂・貴石などです。耐久性に優れ、高級感のある実印が欲しい方には象牙や水牛をおすすめします。

また、手彫りは価格が高くなる半面、偽造されにくいため実印におすすめです。

 

印鑑のオンラインショップであるはんこ工房 雅では、様々な種類の印鑑をご用意しています。1つ1つ職人が丁寧に作成していますので、質の高い実印を長く使い続けたい方におすすめです。経験豊富な職人が甲州手彫印章の伝統を守りつつ新しい技術も取り入れ、お客様にご満足いただける印鑑を、心を込めて彫刻いたします。厳選した材料と確かな技術で作成いたしますので、印鑑を購入したい方はお気軽にご相談ください。